はじめまして。鬼滅も好きですがワールドトリガーも好きな、まつき(@ymatzki)です。
東隊長みたいになりたい。
突然ですがみなさま美味しいご飯は炊けましたか?
昨日は弊社の取締役兼VPoEである川田さんが美味しいご飯の炊き方を紹介する裏(こっちが表?)で資金調達のニュースが流れるなど、 弊社の限りない可能性を感じていただけたのではないかと思います。
そんなわけでAdvent Calendar 5日目です。 qiita.com
今回は私がリードエンジニアとして強いチームを目指して取り組んだことを紹介したいと思います。
あまりTechieな話題ではないですが、弊社の一部の開発チームの雰囲気を感じていただけると幸いです。
チーム体制
弊社は2020年3月の社員名簿のリリース後、4月より以下の開発チーム体制になりました。
画像の人数比率は現実とは異なりますのでご留意ください。
このチーム体制をぱっとみて「あまり良くないチーム構成」だと感じる方もおられると思いますが、
実際の現場、特に弊社のようなスタートアップでは理想と現実の落とし所を探し、苦心の上で開発チーム体制を選択するケースはあるのではないかと思います。
その中で私はチームBにあたるチームのリーダーとしてのロールを任されました。
ちなみに現在は別のチーム体制になっており、おおよそ1プロダクト1チームの体制になっています。
また私は組織分析チームに属しています。
目指すべきもの
私が目指したのは一言でいえば自己組織化チームです。
言い換えるなら、幻影旅団。
頭をとってもクモは動く・・・‼
出典:冨樫義博『HUNTER×HUNTER 13』
もしくは公安9課といったところでしょうか。
我々の間にはチームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。
あるとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけだ。出典:士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
目指すチーム像に共通する事として、個々人で特筆すべき能力を持ちつつ、 前提として最低限の必要な基本的な強さを持っている点です。
話が脇道に逸れました。
シンプルに言うと「〇〇さんがいないので△△ができません」という状況を作らない。
これが私が目指した方向です。
チームで行った取り組み
ではここからはチームで実践した具体的な取り組みを紹介します。
ただ、取り組みに対して数値的に何かが向上したという所までは取れていません。
チームのキックオフとふりかえりとむきなおり
チームのキックオフで行ったことは以下です。3ヶ月毎に合計3回実施しました。
- 会社・部署・チームの方向性の確認と認識合わせ
- スキルマップの作成
- 職能横断チームになるために足りない部分を可視化する
- チームメンバーの技術的興味を可視化する
- チームメンバーの関係性の向上
- ふりかえり(過去を振り返り、次の行動を決める)
- むきなおり(未来に目を向け、次の行動を決める)
- チームリーダーからメンバーに対して期待する働き方
また1ヶ月毎にチームメンバーで雑談する時間を1時間弱設けました。
チームメンバーだけが見れるGoogle Docsを用意し、そこに書き込むスタイルで実施しました。
ここでは本当に雑談だったり、毎週行っているふりかえりではこぼれ落ちていた課題が出てくることもありました。
職能横断
発足当初のチームとして足りないものは以下がありました。
- フロントエンドのスキル
- テストスキル(探索テストなどのQAテストのスキル)
- 要件定義から仕様検討までの上流工程の経験
これらのスキルや経験をチームで獲得することで、敏捷な開発を実現することが目的です。
フロントエンドやテストのスキルの不足はフロント・QAチームに知見や方針を聞き、チームメンバーが実際に手を動かすということで少しずつスキルを習得しました。
要件定義に関しては、ビジネスメンバーとの要件定義は往々にしてリーダーが担うケースが多いのですが、新規案件については要件定義をメンバーにお願いしました。
1on1
1on1は最終的には週1回づつ30分行う形に落ち着いています。
1on1については他の方が書いたブログや書籍が山程あるためここでは深く言及しませんが、
基本的には困っていることや不安、メンバーのやりたいこと、キャリアの話などをしていきました。
ただ、実は1on1をやって一番成長した(させてもらった)のは、リーダーである私だと感じています。
メンバーの話を聞くというより、私の悩みをメンバーに聞いてもらったことや、新しい知見を得るなど、今振り返ると貴重な時間をもらっていたなと感じます。
定期的な勉強会
勉強会は以下を行いました。
- 現場で役立つシステム設計の原則の輪読会
- Google Engineering Practices Documentationを輪読しコードレビューガイドラインを作成
- テーマ自由のLT会
- テスト駆動開発の輪読会
勉強会は知識を得るという目的もあるのですが、チームで行うことでメンバーの目線や視野、視座が揃うということが大きな価値だと気づきました。
オフラインのランチ
コロナウィルスの影響で当然弊社もリモートにシフトし、現在もフルリモートで業務を行っています。(出社することも可能です)
基本的にエンジニアメンバーのやりとりはDiscordとSlackに集約しているため業務に支障はありません。
ですが、はやりオフラインでのコミュニケーションは上記のツールでは得難い体験があります。
10月にチームの半期お疲れ様会ランチを行い、そのまま駒沢公園でふりかえりを行うなどもしました。
まとめ
私の所属するチームの約8ヶ月の取り組みをご紹介させていただきました。
弊社ビジネスやプロダクトマネージャー、QAチーム、デザイナーチームとのやりとりも紹介したいのですが、それはまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います。
今回の紹介した取り組みはあくまで私が所属するチームとしての進め方で、全開発チーム一律このやり方でやっているわけではありません。
きっとあなたに合う素晴らしいチームがHRBrainには存在します。