HRBrain初の新卒採用社員であるエンジニア・村崎に、就活や入社後の仕事を振り返ってもらいました。 世の中の「働く」をもっとポジティブにしたいという想いでスキルアップに励む彼の、今後の活躍に目が離せません。
自作のアプリで、みんなの課題を解決できた喜びが原体験
中学、高校時代は、自分がエンジニアリングに携わるなんて考えてもいませんでした。大学は情報学部へ進学。勉強しておけばなんとなく仕事には困らなそうだなと思い、ふわっとした気持ちで決めました。
1,2年のときにJavaやC言語を学びましたが、その時はそれが何の役に立つのか全然わかりませんでした。ただ難しいだけという印象。プログラミングが面白くなってきたきっかけは、3年生のときのインターンです。1~2か月間で、チーム開発を経験しよう!というインターンで、最終的にブラウザで動く掲示板のようなものをつくりました。実際に人に使ってもらったり、自分でも動かしてみたりするうちに、なんとなく面白いかも…と思えてきたんです。
インターンで学んだことを活かして、所属していたサークルで使うwebアプリを自分でつくりました。そのアプリ開発が、自分自身の課題感がきっかけでつくったものだったこともあり、ものすごく面白かったんです。
サークルは、音響や照明をやるイベント設営サークルでした。機材の中には古すぎてインターネットで検索してもでてこないようなものもあって。触ってみないとそれが何なのかわからないようなものが結構あったんです。しかし、音響機器などは電源の消し方の順番を間違えただけで壊れたり、値段が高価だったり...。使い方がわからないことには、気軽には触れませんでした。機材の名前を打つと仕様や使い方を教えてくれるLINEのBOTが存在していたのですが、全く使われていませんでした。スピーカーや音響卓などは複雑な名前のものが多いため打ち間違えたり、そもそも機材名がわからなかったり...。だから、カンタンに一覧から探せて、かつ誰でも編集できるようなツールがあったらいいな...と思いつきました。
そこでつくったのが、機材管理アプリです。機材を検索したり、情報を編集したりすることができて、画像つきのわかりやすいものをつくりました。動くものを自分でつくれることが純粋に楽しかったし、何より自分ごととして捉えていた課題を解決できて、実際に使ってもらった人から感謝される、という嬉しい経験が、のちにエンジニアを志すきっかけとなりました。
働くことを、もっとポジティブにする何かをつくりたい
就職活動はまず、3年生の夏からインターンに参加したり、エンジニア向けの新卒就活サービスを使って、就職イベントで面接を受けたりしました。当初は業界を絞っていなかったのですが、色々と見ていくうちにだんだんと興味関心が絞られてきて、人材系、中でも200名以下ぐらいのベンチャーを中心に受けました。
3年生の1月にあるHRTechの会社から内定をもらい、そこに入社することを決め、12月ぐらいまでずっと内定者インターンをしていました。しかしその会社で自分が携わっていた事業の譲渡が決まり、分社化することになり、環境面が大きく変わることになって。悩みに悩んで、4年生の1月に内定辞退をしました。会社からは色々な選択肢を提案していただき、最後まですごく良くしていただいたので、今でもとても感謝しています。
そこから就活を再開したのですが、かなり大変でした(笑)。1月というと、もう多くの会社が新卒の受け入れを終了している時期です。企業に直接連絡して聞いてみたり、中途採用の募集から応募してみたり...。なかなかハードな戦いでした。でも、絶対にHRTechにチャレンジしたいという想いは譲れませんでしたね。
ある記事で、日本人は「熱意ある社員」がわずか6%しかいない、という調査データがあることを知ったんです。自分の家庭環境やアルバイトの経験から、この6%という数字にしっくりきてしまったんです。でも、就活やインターンでお会いした方々はとても生き生きと働いているように見えて。自分自身、インターンもとても楽しかったんです。やりたいことをやれてなかったり、評価に納得がいかなかったりして、働くことにネガティブになってしまうのはとてももったいないなと考えるようになったんです。だからエンジニアとしてどんなものをつくりたいかを考えたときに、世の中の人が「働く」ということに対してもっとポジティブになれる何かをつくりたい、と思ったんです。そのテーマは変えたくなくて、HRTechにこだわり、そしてHRBrainに出会いました。
スピーディな選考で、入社後はすぐ現場へ
HRBrainの選考時に一貫して感じていたことは、とにかく選考のスピードが速いということ。卒業手前で焦っていた自分にとってはありがたかったですね。正直に事情を伝えていたので、それを汲み取ってスピーディに進めてくれたことは、本当に感謝しています。
一次面接は、鈴木聡真さん。HRBrainでは新卒採用が初めてだったので、「何を聞けばいいんですかね…?」って逆に聞かれたのを覚えています(笑)。そういう風にカジュアルに聞いてしまう雰囲気に、すごく惹かれました。最終面接は対面で、CTOの鈴木悠大さんとVPoEの川田さんでした。最終なのでさすがに緊張して臨んだんですけど、この時もすごくカジュアルでしたね。終始和やかで、ほぼ内定が決まっているような前提で話を進めてくれました。「村崎さんにどこを担当してもらおうかね?」とその場で話し合ったり(笑)。そして晴れて内定をいただき、3月末から内定者アルバイトをして、4月に正式入社しました。
入社して最初の1か月は、組織分析のプロダクト開発に携わりました。入社してすぐ開発に関われたことは嬉しかったですね。新卒入社だと、多くの場合は研修期間があると思いますが、私の場合はすぐに現場に関わりたいという気持ちが強くて。その意味でベンチャーを志望していたというのもありました。メンターになってくれた鈴木聡真さんから、「村崎さんなら大丈夫だから、これ進めて!」とタスクを任せてもらえたときは本当に嬉しくて、モチベーションが上がりました。
5月から10月まではアンケート機能の開発をやり、今月からは、新規事業の「EX Intelligence」 www.hrbrain.jp
に携わっています。開発はCTOとほぼ二人三脚状態ですが、違いを楽しみながら進めることができています。
ベンチャーならではの裁量とフラットさ
いきなり現場に出してもらってよかった点もありますが、もちろん困ったこともありました。オンボーディングのフローが整っているわけではないので、例えば業務に必要なシステムのアカウントなど、自分から聞かないと存在すらわからない…といった細かいことが多々ありましたね。ベンチャーあるあるだと思いますが。また裁量が大きいので、「こうしたほうがいいのでは?」と気づきをちょっと発信すると、「いいですね!お願いします!」という感じで任されて、ちょっと困惑したこともあります(笑)。
でも、何かをやりたいと思ったら気軽に伝えられるし、チームやプロダクトにとって良いと思われることは、どこまでもやらせてくれる風土はすごく良いと思います。「新卒なのにここまでやっていいの?」「出しゃばりすぎてないか?」と考えたこともありますが、非常にありがたい環境です。
例えば、私はフロントエンドエンジニアとして入社したのですが、5月以降の開発で「サーバーサイドもやってみたい」と伝えて、実際にチャレンジをさせてもらいました。テックリードの稲垣さんに教えてもらいながら、1か月間フルでサーバーサイドを担当し、今ではその経験を活かしながらフロントもサーバーも両方担当しています。大企業に就職していたらありえない、貴重な経験を積ませてもらっていますね。 HRBrainのカルチャーでいいなと思うところは、上下関係のようなものがないところです。テックリードの方でも、わからないことがあれば丁寧に技術について質問をしてくれたりします。自分に対して、変に新卒扱いせず、いちエンジニア・いちメンバーとしてフラットに接してくれるのがうれしいですね。あまりにフラットなので、入社直後からコードレビューにアサインされたりして、「自分が見ていいの?」と困惑したこともありました(笑)。
その他、会社のPodcastのパーソナリティーやテックブログの推進など、色々やらせてもらっています。どんなことでも自分の成長に繋がるチャンスだと思っているので、声をかけてもらえたことは基本的には二つ返事で「やります!」と言ってます(笑)
こんなエンジニアになりたい
短期的には、何でもできる人になりたいと思っています。フロントエンドはもちろん、サーバーサイド、インフラにも顔を出せるフルスタックを目指しています。長期的な目標はまだはっきりとはしていません。今はとにかく、技術力をとことん伸ばして、強いエンジニアになりたいと考えています。
影響を受けている人は2人いて、1人は前の会社でメンターになってくれたフロントエンドエンジニアの方です。とにかく技術を貪欲に学ぶ姿勢がすごくて、今の自分のスタンスに影響していると思います。もう1人は、弊社の山本さんです。趣味で土日もコードを書いているような方で、OSS活動もされてて。OSSは敷居が高いと思っていましたが、山本さんの影響を受けて自分もやり始めたら、すごく楽しくて。情報感度も高くて、いつも学ばせてもらっています。
山本さんに誘ってもらって前述のPodcast、ノウナイラジオ anchor.fm
を一緒に収録しています。よかったらぜひ聞いてみてください。
就活中の学生や、第二新卒の方へひとこと
会社を選ぶ際は、「自分がなにをつくるのか」を大事にしてほしいです。使用している技術などで選ぶことも多いと思いますが、ぜひ事業ドメインにも興味を持ってほしいなと思います。ワクワクしながら就活してください。
HRBrainは、ベンチャーでまだまだ未熟な部分も多いですが、オーナーシップをもって前のめりにやっていきたい人にはすごく合っていると思います。自分より強い後輩に入ってきてもらって、刺激をもらいたいですし、色々教えてほしいです(笑)。一緒に高めあっていける仲間を募集中なので、カジュアルに話を聞きにきてくださいね!