ストリート育ちのデザイナーがこの先生きのこるには

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この記事は HRBrain Advent Calendar 2021 5日目の記事です。

qiita.com

プロダクトデザインチームのまつどです。

突然ですが、“ストリート育ちのデザイナー”という言葉を聞いたことがありますか?

ストリート育ちのデザイナーとは

弊社デザイナーチームで勝手に言っているだけの言葉ですが、美大などでデザインを学ばずにデザイナーになった人を指しています。

これだけ聞くとアカデミックにデザインを学んだメンバーがそうでない人を揶揄しているように聞こえますが、むしろデザインチームではストリート育ちのメンバーが多いため勝手に自称し始めて自然とこの言葉が使われるようになった気がします。

弱み

自分も含めてロゴ制作やイラストなどのグラフィック面に苦手意識を持っているメンバーが多いです。 もちろん、独学でグラフィック面に強みを持っているメンバーもいますが、あくまで傾向の話です。

私の場合どれくらいグラフィック力が低いかというとこのこのレベルです。

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こわいよ。上が私作です
この画像は7歳児と「お題のキャラクターをどちらが1分間で上手く描けるかバトル」をしたときのものです。ご覧の通り7歳児にも敗北しました。頬の膨らみとか首と胴体の部分に狂気出ちゃってますね。

私はこのレベルでグラフィック力がないですが、全く別のスキルセットで組織に貢献できることを実践しています。

グラフィックが得意ではないデザイナーが何をしているか

なんとなくプロダクトの画面をデザインツールで作ってるんでしょ? という作業は浮かぶと思うのですが、もう少し具体的にデザインのプロセスの話をします。

構造化

新機能の開発など不確実なものをプロダクトに落とし込むには情報を整理し、構造化することで開発メンバーの目線を合わせることから始まると考えています。

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もっと綺麗にまとめられたらgood
プロダクトデザインチームではFigjamというオンラインホワイトボードを使って情報の整理や構造化をすることが多いです。CSからのフィードバックやリサーチを通してユーザーの行動を分析、構造化をすることで意思決定をスムーズにすることが狙いです。

プロトタイピング / ヒアリング

機能をリリースしてから「そもそも必要のない機能だった」なんてことにならないために、プロトタイピングでの検証を繰り返すことを意識しています。

ここではアイデアレベルの早い段階から、フィードバックをもらいに行きます。対象は社内外問わずユーザーの思考に近い人を選んでいますがカスタマーサクセスのメンバーに協力してもらうことが多いです。

f:id:hrb-matsudo:20211205170319p:plain ここでもらった意見をもとに改善を繰り返して、解像度の高いプロダクトを届けることを目標にしています。

デザインシステムの構築

一貫したプロダクトを保つためのデザインシステムの構築も、プロダクトデザイナーの領域です。

直近で発生している問題だと、新プロダクトや新機能の追加に耐えられるデザインシステムが構築できていなかった、といったことが挙げられます。

今までプロダクトのドメインは

  • 人事評価
  • タレントマネジメント
  • 人材データベース

が主でしたが、新しく従業員エクスペリエンス(EX)を向上させられるプロダクトも登場しました。今後どんどん新たにプロダクトが増える可能性もあります。

www.hrbrain.jp

こういったプロダクトの増加にも耐えられるデザインシステムの構築・改善を行っています。

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鋭意作成中

最後に

今日紹介したのはほんの一部で、HRBrainデザインチームで行っている業務プロセスにはもっと多くの社内ナレッジがあります。

それをもとにストリート育ちの自分でもロジカルなデザインプロセスを踏むことができ、デザイナーとして、もがかせていただいております。

流れ的にデザイナーを募集して記事を締めたかったのですが、今は募集していなそうなので少しでもHRBrainでの機能開発のプロセスが面白そう、と思った方はぜひ下記ページからご応募ください。 www.hrbrain.co.jp